2009年度雌鉾岳クライミング合宿
山域:雌鉾岳
参加者:黒岩(OB)、伊佐見(3)
http://photos.yahoo.co.jp/ph/kirizokudarl/lst?.dir=/ba40&.src=ph&.order=&.view=t&.done=http%3a//photos.yahoo.co.jp/

1月8日
発23:00〜鹿川キャンプ場3:00〜就寝
伊佐見のバイトで、またしても出発が23時と遅くなる。今回はちゃんとハーネスを準備した。黒岩さんの車を交代で運転し、3時ごろ到着。疲れた。テントも立てず、車中泊。
1月9日
起床6:00〜発7:31〜雌鉾岳基部8:00〜登攀開始8:30〜登攀終了16:11〜基部16:41〜キャンプ場〜就寝
 寒いが、飯を食って出発。アプローチは意外と山道だった。基部で生理的軽量化。黒岩さんのブツを掘り当ててしまう。げぇ。
【カメレオンルート】
 1P目(黒岩(以下k))、右上してブッシュへ。黒岩さんがボルトを見逃しランナウト。2P目(伊佐見(以下i))、右バンドをトラバースし、ブッシュ下のボルト2本から直上し、木でビレイ。トポより短く、30mほどだと思う。3P目(k)、右に見えるブッシュまで岩の弱点を読みつつ、登る。45mほどトラバース気味にランナウトするが、ボルトは中間部に錆びきったリングボルトが1本あるだけ。これが「ボルトは極力少なく!」という現代的クライミングなのですね。黒岩さんは1か所だけ気休めにカムをとっていた。4P目(i)ブッシュを登る。5P目(k)トンネル状フレークにスリングをかけてビレイ。このフレークに乗って、上のリングをA0して左上へ登る。伊佐見はまずフレークに乗るのが難しかった。6P目(i)、まっすぐ登る。出だしが悪く、すさまじく細かい。7P目(k)、黒岩さんはこのピッチの右上する岩穴ハングだけのために登りたかったらしく、その手前の抜けかかったリングなどをことごとくA0・A1し、ハング下へ。カムを2個、木とランニングビレイを取り、登りだすが、不意落ちした。ただの不意落ちかと思い、また登りだすのかなぁ、カム結構効いてたなぁと思っていると、黒岩さんから「ロワーダウンしてくれぇ」と聞こえる。下ろしてみると、右手の小指と薬指の側面が裂けていた。ぎえぇ。グロテスク。あんなに意気揚々とハングに取り付いたのに一瞬でしょげ返っていた。それでも応急手当の後、また黒岩さんが取り付く、今度は反省から左足をジャミングし、岩穴まで登っていた。そこからハング上のスラブを右へトラバース。ダイナミックからテクニカルへすぐに気持ちを入れ替えないといけないのでかなり難しいが、面白いと思う。
 8P目(i)、ハングへ向かい直上。ハングでカムを決めている途中でカラビナを落とす。一度跳ねたきり、クルクルと放射状に落ちていった。ついでに全然こちらを見ていない黒岩さんも目に入る。ハングの乗り越しは手前でカムを3つも決めたこともあり、まあまあ簡単。その後踏み固められた草付からその上の踏み固められた草付へマントリング。右に美しいトラバースが接近する。9P目(i)、早く帰りたいという気持ちを抑えきれなくなる。グレード的にはこのルート最高のZだけあって、出だしの急傾斜のスラブが難しい。1ピン目のハンガーボルトにはお助け紐がぶら下がっており、誘惑してくる。結局A1で1ピン目を解決してしまう。その後は相変わらずのランナウトに耐え切れず、美しい…の連打ボルトに吸い込まれてトップアウト。
 下山は左のフィックスロープを伝って下りた。ずっとフィックスばかりだったので参ってしまった。
1月10日
起床5:50〜発7:40〜基部8:00〜登攀開始8:45〜懸垂開始9:50〜再登攀11:30〜登攀終了二の坊主15:05〜下山
【大長征ルート】
曇り。昨日より寒い。1P目(k)、2P目(i)、3P目(k)と走るように登るが、寒さに耐えられなくなる。だが基部に人が見える。1P目をコンテで登っているようだ。それならばと、しぶしぶ右上する4P目(i)を登るが、ここで耐え切れず、懸垂して下りることになる。後続のパーティはどんどん登ってくるのに、僕たちだけ下りるというのはなんとも気分が悪かった。しかも2ピッチ懸垂したところで晴れてきた。タイミング悪いぞ。後続は美しい…へ行ったようだ。
 晴れたのなら登るかと思い直し、カメレオンを1P登った所のブッシュからブレイクアップルートへ繋ぎ(k)、そこからさらにルートのない所を直上(i)して大長征3P目の終了点へ戻る。今回2回目の大長征4P目(k)を高速で登り、右トラバースへ入る。出だしをしくじった分を取り戻そうと、ちゃっちゃか4P横移動。簡単。楽しい。
 9P目(k)、直上になる。10P目(i)は1ピン目が遠い。三の坊主直下に出る。11P目(k)は傾斜の緩いクラックから左へトラバース。岩が邪魔でトップの声が届かない。12P目(i)はちょうど体ぐらいのサイズのチムニーをズリズリ登り、雌鉾岳頂上である二の坊主へと出る。ランニングビレイは基本的に取れない。
 頂上でゆっくり写真を撮り、今日は登山道を下山。雌鉾岳展望所にも寄った。疲れた。

反省
・冬場はもうちょい遅めに出発したほうがいい
・バイト後の深夜の運転は危険
・雌鉾岳の下山は余裕のあるときだけフィックスのある下山道を使うほうがよいと思う。
・ランナウトに慣れることができてよかった。
・ビレイ時はずっとトップから目を離さない
感想
 カメレオンはボルトがほとんどなく、あっても抜けそうなリングボルトとかで精神的に参ってしまった。特にカメレオン下部は誰も登らないのか、簡単すぎてもうボルトなんて必要ないという主張なのか、ロクに支点が取れない。その分、大長征を登った時は余裕があった。
 ピッチ数・支点にもよるが、Xまではボッカしてもまあまあ登れ、Yは空身だと登れるなと思った。Zのランナウトは怖くて、初めてエイドに逃げてしまった。ショック。

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