鴨池クライミングウォール

 鴨池の県立鴨池陸上競技場のバックスタンドに併設されているクライミングウォール。部内では「鴨池ボード」または「ボード」と呼ばれている。

 平成14年3月に完成したらしい。それまで鹿児島市内には、これほど立派な人工壁は存在しなかった。人工壁の登場で短期間に上達することができるようになった。

壁の形状
 高さは12メートルの横が6メートル。FRPパネルを組み合わせて作ってあります。
 左のルートほど難度が高く、上級者向けになっています。うちらのような弱っちいクライマーにはなかなか手の出せない領域であり、今のところ右側の傾斜が弱いところをよく使っています。なるべく早く左のルートへ取り付きたいという希望はあるのですが、なかなか上達しません!

 ホールドやスタンスは組み替え可能ですが、滅多に変わることはありません。年間1〜2回ほど小規模な変更があるようです。大規模な変更については予算がないのでできないらしいです。(うちらでお金出し合ってもいいから1年に1度はプロのルートセッターにお願いできないものでしょうか。)

ルートについて
 ルートは5.9から5.12台までたくさんのルートがあります。ルートはホールドの色で設定されているものと色テープで設定されているものがあります。ホールドの色で設定されているものは完成時からあるものです。プロのルートセッターが作っているので非常に面白いムーヴのものが多いです。ただコンペなどでホールド変更があったものがあり、その辺は常連さんに聞かないと「あれー、こんなにホールド遠いんかー!」ってことになります。

 色テープで設定されるルートは上手い人が作ってくれます。赤テープ、青テープなど色別に分けたり、赤V、赤黄、白Xなど切り方や配色などで様々なルートが設定されています。色テープのルートは、毎月のように生み出されるので、登ってやろうという意欲が沸いてきます。ただ色テープのルートの問題点はいつの間にかテープがはげていることです。特に右の方の初級者ルートは、スタンスを探して足をズリズリと擦る人が多く、どんどんテープがはげてなくなってしまいます。1週間もすれば、ルートを探すことすら困難になるほどテープがなくなってしまうこともあります。「あと1回来ればレッドポイントできたのにーーー!」とならぬよう色テープで設定されたルートは賞味期限があるのでお早めに登ってしまいましょう。

使用料金について
 使用料金は、1面2時間440円です。なら半面を1時間借りたら110円なのかと言ったらそうではありません。30分借りても、簡単なルートも登れなくて5分の1面しか使えなくても料金は定額です。高い!!と思われた方はこの数字のトリックが解けていません。この440円という価格に人数の規定がないのです。例えば4人で使えば110円、10人で使えばたったの44円でクライミングが楽しめる!なんと素晴らしい人工壁なんだ。

 だからウィークデーの夕方や雨天後の土日は、みんなでお金を出し合って使っています。人工壁の裏側に貯金箱がありまして、そこに100円入れて使うというのがこの人工壁の不文律となっています。

認定証について
 あと重要なことですが、この鴨池クライミングウォールは講習会を受け、認定証をもった人でないと使うことができません。このページを見てクライミングしたくなったからと言って、公園の管理事務所へ行っても「認定証を持たない人はご使用頂けません!」と突っぱねられるでしょう。まあ、ロープの結び方やビレーの仕方を知らない人が、いきなり人工壁を使うのは大変危険です。しかし、例えば東京でフリークライミングをバリバリやっていて5.13台を登れるんだけど、転勤で鹿児島に来たなんて人です。どんなにクライミングが上手くても認定証がないと登らせてくれないのです。

 ただひとつ抜け穴みたいなのがあります。指導者認定証というのがあってそれを持った人と一緒ならば認定証を持たない人でも登ることができます。ですので、どうしても登りたいというのであれば、平日の夕方、7時頃にクライミングウォールの前に行って、「一緒に登らせて頂けませんか」と勇気を出して言ってみましょう。ここに来ている人達はいい人が多いので礼儀正しく言えば、ほとんどの場合登らせてもらえるのではないでしょうか。その時の混雑具合や時間的制約で登らせてもらえないときもあるかと思いますが、だいたいは丁寧に対応してもらえると思います。

 ※講習会は不定期で開かれています。

クライミングウォールの場所
 場所は鴨池陸上競技場の東側にあります。バックスタンドに併設されています。陸上競技場の周りを一周していただければどこかわかるでしょう。(県立鴨池野球場ではないので注意!)

 普段は四方を鉄のフェンスで囲まれ部外者は立ち入ることができません。またクライミングウォールを使用しない時は、悪ふざけして登れないように1ピン目までシートで覆って登れないようにしてあります。

 駐車場ですが、私は車を使っていくことがないのでよくわかりません。ただ土日、休日と18時以降、鴨池運動公園の周りの道路が路上駐車可能になります。すさまじい数の車が止まっています。止めるスペースを確保するのが難しいと思います。できれば自転車かバイクで来られた方がよいでしょう。

営業時間
 使用時間は夜9時までです。夜間は照明がつきます。
 朝は何時からやっているか知りません。ただ東向きなので夏場の午前中は相当暑いでしょうね。
 定休日は火曜日です。
 サッカーJリーグの試合が開催されたり、親子クライミング教室など行事によって使えない時があります。
 雨天の場合は使用できません。ただクライミングウォールの上に屋根がついているので雨の降り始めやぱらつく程度の雨ならば使用可能です。雨が降ってもすごく早く乾くので、雨の合間に登ることもできます。ボルダリング用ウォールは雨天時も使用可能。


 
2004年7月15日MN